- 2009年8月 5日 20:53
昨日、東京ビッグサイトで開かれている
「賃貸住宅フェア」に行ってきました。
毎年必ず行っている訳ではないのですが、今回は
「私たちが『入居者コミュニティのある物件』を選んだわけ」
というトークセッションに興味を持ったからです。
都会の賃貸建物の入居者は、他人との接触を避けて
心静かに?暮らしたい人ばかりではなく
できれば隣の人と仲良くしていきたい、という気持ちを
持っている人は少なからずいるはずです。
当社所有の「タウンコートⅢ」が完成したあと
入居者との懇親会を行なって大変有意義だったことは
3月のブログに書いた通りです。
賃貸フェアでの催しは、同様にオーナーによる入居者同士の
コミュニケーションの促進のための色々な工夫の紹介かと
思いましたが、少し違うものでした。
単身で住むより、一つの住戸を複数で利用した方が
普通は家賃が安く上がり、この「ルームシェア」という活字が
新聞紙上でも目にすることが多くなりました。欧米では
普通にある形式が日本にも少しずつ浸透してきたようです。
このセッションでは恵比寿にある「ソーシャルアパートメント」の
4人の入居者の話を聞くことができました。この建物は居間、台所
お風呂などが協同利用のドミトリータイプで、約40名の入居者の
3割は外国人というのは、やはり場所柄のようです。
帰宅したら誰ともなく「お帰りなさい」と声がかかったり
遅くまで居間で話をしたり、週末にはパーティが企画されたり
大都会の中で自然に仲間ができて、人脈が広がることの楽しさを
みんな生き生きと語っていました。
単身者用の建築は「ワンルーム」と相場は決っていましたが
今後はこのような「シェアハウス」が増えてくるものと予想され
当社でも取組んでみたいと思います。
(社長)