- 2009年3月20日 18:47
昨日、川崎市立大戸小学校の卒業式に
出席しました。この学校は
当社が数年前に校舎の改築をした学校であり
かつ私が卒業した母校でもあります。
先ず卒業生は会場の体育館のステージから5人ずつ現れ
段を下りて各々の席に着きます。そして
たんぽぽ学級(特殊学級)の5名の卒業生から順に
141人が菊池校長から卒業証書を授与されました。
終了後、校長先生が挨拶され、壇上にある
「一期一会」と書かれたものを指して
「会う人に対しては最高のもてなしを、中学に入って
出会える人との縁を大切に」というはなむけの言葉を送りました。
そのあと、全員がステージの前に整列し
6年間にあったこと、中学への希望と抱負などを
一人ずつ順番に次々と大きな声で短い文を繫いで
お別れのことばとして発表しました。
そして最後は「巣立ちの歌」を手話付きで大合唱。
『花の色 雲の影
懐かしい あの想い出
過ぎし日の 窓に残して
巣立ちゆく 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
美しい 明日の日のため』
私はそれまで卒業式は「仰げば尊し」でなければ
と思っていましたが、たいへん素敵な曲で
6年間の万感の思いを胸に涙をこらえながら歌う
児童たちの心情が溢れ出て
それを見守る先生や保護者も
ハンカチを目に当てずにいられない場面です。
式が終了、たんぽぽ学級の卒業生から元気に退場していきます。
私は一瞬、親御さんはこれをどんな思いで見ているのだろうと考えたら
5人のうしろ姿を最後まで正視することが出来なくなりました。
(社長)