- 2008年11月13日 20:54
当社では売上げに占めるリニューアル工事の割合が
年々増加して、今年は初めて20%を越えるまでになりました。
その工事のひとつに京浜楽器さんの梶ヶ谷センターの
店舗内装工事がありました。
京浜楽器さんは来年で創立50周年を迎える老舗の楽器店で
川崎市内で多くのヤマハ音楽教室を運営しています。
この梶ヶ谷センターは今年新設された一つで
こちらには楽器売り場はまったくなく
幼児から大人までのいろいろな音楽教室に加え
英語の教室まで運営しています。
今から15,6年前にヤマハのサイレントピアノが発売されたとき
子供ではなく、大人が多数購入するという現象が起こりました。
つまり本当に音楽をやりたい、また初歩から始めたい大人たちが
仕事の終った夜、一人でピアノを弾いてみたいという
潜在需要を満たしたヒット商品なのでした。
当然、大人のための音楽教室が盛況になり
楽器売り場が次々と教室に変っていきました。
実はかくいう私も京浜楽器のピアノ教室に通いはじめて
もう軽く10年が過ぎていて、その間の月謝の総額で
小さなグランドピアノが十分買えているでしょう。
ここに商売の形態が時代とともに移り変った典型を
みることができます。
先週、大人だけの発表会があり
私はドビュッシーの「月の光」を弾きました。
ドビュッシーは以前にも「沈める寺」という曲を弾きましたが
印象派といわれる彼の音楽は、和音の乾いた響きと
弾いているとその曲名通りのイメージがふつふつと湧いてくるような
感覚が魅力です。
習ってみて感じたのは、自己流では上達できない、ということと
何かを始めるのに年齢は関係ない、ということです。
(社長)
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