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2017-11-03
昨日の泉進会セミナー、講師は小泉進次郎氏本人でした。
話は衆議院選挙の総括からです。9月25日に安倍首相の
解散表明、直前小池さんによる希望の党結成の発表が
あったときは「負け戦かな・・・」とさえ思ったそうです。
会場のホテルニューオータニ
現有の284議席を減らす幅をどこまで小さくできるかが
課題だったのが、終わってみると全く同じ284議席を獲得。
しかも比例代表で自民党に入れた人は前回の1765万人から
1855万人に。ここで野村監督の次の言葉を紹介しました。
「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり!」
今回の特徴は期日前投票の大幅な増加。台風の影響が
あったとしても秋田県などは52.8%と投票の過半数超え。
彼は選挙の常識が変わるかもと。今までは「選挙は最後の
3日間」と言われていたのが「選挙は最初の3日間」に!
4回目の選挙で感じたことは、選挙とは政治家にとって
最高の鍛錬の場であるということ。日本中を応援演説で
飛び回るスケジュールをこなすには自分の中に「種火」
本当に言いたいことがないとできない、今回は自分の
想いはこれか!というものを見つけたとのことです。
また都会と地方の断絶も感じたが希望の党は都会のこと
しか考えず、例えば公約「12のゼロ」の中に「満員電車ゼロ」
があるが、秋田県では「満員電車を見てみたい」
「電車の音をもう一度聞いてみたい」と言われたという。
山形、沖縄等回るうちに全部が自分の地元と思えてきた。
選挙区は横須賀でも日本全体を見て行動していくのが
真の国会議員ではないだろうか?そんな意味でも今回の
選挙は政治人生でターニングポイントなったと明言しました。
最後に安倍首相が幼児教育無償化の財源2兆円のうちの
3000億円を財界に拠出を求めたことに言及「自民党は何も
聞いていない。今日来ている経済界の皆さん、財界は
政治の下請けでいいのですか?この関係性からイノベーションは
生まれるのですか?」と括りました
小泉さんの最近の言動を見ていると、本人も言うように
この選挙を通して何かが変わったのは確かなようです。国民の
意見を聞き、大きな流れで政治を見る、若い世代に自分事として
政治を考えてもらう。この実現は彼抜きでは考えられません。
テーマ名
ページ作成日 2017-11-03
2017-10-07
静岡・浜松市の都田建設の見学会に2013年の春以来
2回目の参加をしました。浜松駅からバスで約40分
北上すると人口6,000人ののどかな都田町に着きます。
毎週木曜日の午前中は業務を休み、50人を超す社員全員で
会社の目標を確認し合い、昼食は恒例のバーベキューです。
この週1回の催しの目的は「一人のお客さんに対してここまで
本気で取り組んでくれる」と相手が感じるくらい、社員がお客さんに
全力で向き合うことを確認することでもあるのです。
会社は道路を挟んで10数棟の施設から成り、合わせて6,000坪
ある敷地の大半が地主さんから建物も含めて借りているとのこと。
「ノルディック・デリ」
私たちはバーベキューのあと、「ノルディック・デリ」という
中央に大きなテーブルがあるカジュアルレストランを通って
緑の芝生が広がる小高い丘の上の「イデア棟」で、女性の執行役員の
話を聞き、三角屋根が連なる「白のMINKA」という宿泊施設へ。
「イデア棟」
初めはここでホテル?と思いましたが、とても落ち着いた雰囲気で
ホッとしたい人がゆっくり休める場所として創ったという説明を聞くと
なるほど周囲の環境も含めとても魅力的なスペースです。
「白のMINKA」
次は蔵を改造したブックストアです。これも地元の人の
建物を借りて創ったのですが、私が本好きということもありますが
自然の里に文化を持ち込んだ発想の豊かさに驚かされます。
「蔵で旅するBook store」
1 F
2 F
このほか北欧のファブリックや陶器の店、アートギャラリーなど
4年前にはなかった店舗がいくつもありました。
最後の質疑応答で、私がこれらの事業は企業PRのためか
採算は考えているのかと質問したところ、蓬台社長は企業なので
採算は考えているが始めたのは一度顧客になった1,500人のためで
カフェは一生無料にしている、という答えにはうなりました。
その結果、旧顧客から年間250件の紹介案件があるというのです。
「ドロフィーズ ファブリック」
「北欧陶器ギャラリー」
当社でも中原工房を始めて3年目になりますが、今改めて
その目的とするところを明確にしなければなりません。その際
顧客が喜んでいただけることを第一にする、という重要な
ヒントを得た思いです。
「Art&People」
テーマ名
ページ作成日 2017-10-07
2017-04-12
赤坂見附から弁慶橋越しに見える満開の桜を
眺めながら、月曜の朝小泉進次郎さんのモーニングセミナー
が行われるホテルニューオータニに向かいました。
講師は慶大の井手英策教授。テーマは「弱者救済を超えて
~『不安の分かち合いで』日本社会の潜在力を引き出せ」。
冒頭「私は小泉さんの敵、民進党のブレーンですが、今日は
敵に塩を送るつもりで来た訳ではありません」と切り出しました。
バブル崩壊後、この20年で世帯収入は2割近くダウンして
300万以下の世帯が全体の3分の1になり、格差は確実に
広がっているにも関わらずそれを認めようとしない日本人。
アンケートによると約9割が自分は中流と思っていて
平均所得以下を占める6割の人たちが本来リベラル支持である
はずが、反・リベラル派(保守)となっている割合が多い。
井手教授は医療、介護、子育てなど暮らしの保障のため
全員にサービスを給付するかわりに、全員で税を負担する、
具体的には消費税を7%上げることを提案し、「財政とは
究極の支え合い」で不安を分かち合うことが必要と説きました。
最後に登場した小泉さんは「民進党の弱みが分かった。議員より
ブレーンの方が演説が上手い」と笑わせた後、「もし皆さんが
お酒を飲む場合、気の合う人と、違う意見の人と飲むのと
どちらを選びますか?」と問いかけました。
「今の日本に必要なのはイノベーションで、これは違う意見に
触れることからしか実現できない」と彼の信念を披露。
井手教授は民進党の「尊厳ある生活保障総合調査会」の
アドバイザーで、3月の党の定期大会ではネットで検索すると
聴く人の心を動かすような名スピーチをしたようです。
最近「子供保険」を提言した小泉さんは、街頭インタビューで
「私は反対。子供を持つか分からないのに負担したくない」
と若い女性が答えたことに対し「これからの日本を支える
子供たちへの給付は全員で負担すべきものだ」と述べました。
このように主張に共通点はあるものの、野党のブレーンを
自分のセミナーに招くのはなかなかできることではなく
小泉さんについて感心することが一つ増えました。
テーマ名
ページ作成日 2017-04-12
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