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イルミネーター

毎年、クリスマスの時季になると、
自宅の周囲をイルミネーションで飾り
目を楽しませてくれるお宅がある。
そういう人々を「イルミネーター」というらしい。

年の瀬に不景気が重なり、気がせく割りには
前に進んでいる実感が乏しい日常だ。
とっぷりと暮れた家路を急ぐ途中で散見する華やかな点滅は
そんな気分を大いに慰めてくれる。
豆電球の明るさを通じて「イルミネーター」の
心意気が伝わってくるようだ。
 
イルミネーションは夜空に瞬く星を地上に再現しようと
木の枝にたくさんのろうそくをともしたのが始まりという。
発案者は、中世のキリスト教会を席巻した
宗教改革の中心人物として名を残すルターとも言われている。
クリスマスとは縁が深いわけだ。 

(M.N)

 

日本銀行

「銀行の銀行」などと呼ばれる日本銀行。
先日、市川ジェクト株式会社社長が見学されたようですので、
当銀行の業務について、追記させていただきます。
一般とは異なる中央銀行ですが、株式は公開され
形の上では株式会社と変わりません。
筆頭株主は財務相になっているものの、むろん政府です。

さまざまな業務で利益を上げますが
一般の企業と違うのはその行き先です。
営利が目的でないため、剰余金のほとんどは
国に納めることになっています。

景気悪化で税収が大幅に落ち込んでいる折も折り
その大事な日銀の納付金までが怪しくなってきました。
円高で外貨建て資産が目減りするなどして
2009年度上半期は6年ぶりの赤字だったようです。
このままで年度末まで推移するようなら、多くは期待できません。

そこに降ってわいた中東・ドバイの金融不安で円高が一気に加速し
株価の下落は欧州からアジア、米国へと連鎖したようです。
少しは明るさの見え始めた日本経済でしたが、
デフレの進行もあって、「二番底」に落ち込まないか心配です。

政府と協調しながら、金融政策の面から景気を支えるのは
日銀の重要な役目です。打つ手は限られてるとはいえ
何とか知恵を絞り出してほしいと願うばかりです。 
 
(M.N)

病院の待ち時間

病院の待ち時間は、短いに越したことはない。
検査で訪れた場合ならまだしも、風邪を引いたときのように
具合が悪く、横になっていたいときの診察待ち時間は、ことさら長く感じる。
大なり小なり、そんな経験をしているに違いない。
                                                             特に負担が大きいのが、子供やお年寄りだ。
10年ほど前ながら60分以上待った経験がある。
それから徐々に改善され、急患は別にして予約制の導入が進み
総合病院などには自動再来受付機が登場、手続きも早くなった。

混み具合は病院によって、季節によって異なるが
患者側のこうした思いに応える新たな仕組みが登場しつつある。
それは携帯電話を活用した待ち時間の通知システムだ。
ソフト開発も進み、すでに実用段階のケースもあると聞く。
 
患者が携帯電話から病院(フリーダイヤル)に手続きして登録する、
診察順番が近づくとその旨の連絡が届く。
患者はそれを受けて病院に、という流れとなる。

これなら待合室で順番が来るまで待ち耐える必要はない。
病院が近ければ自宅で休んでいることも出来る。
逆に、病院側にとっても待たせているという思いも軽減できる。
ソフト開発は双方に利点があると思う。  

(M.N)

流行語大賞

いまや師走恒例、今年1年間の世相を映し出す
新語・流行語大賞に「政権交代」が選ばれた。
ほかに「事業仕分け」「草食男子」「派遣切り」などが
トップテン入りした。

同賞が創設されたのは1984年だった。
受賞した「オシンドローム」「まるきん/まるび」の記憶は
薄らいでいるが、当時の社会状況がぼんやりながら見えてくる。

2009年はどんな年だったか。
政治の世界では「政権交代」のほか「小沢ガールス」
「故人献金」など期待と不安の交錯だ。

未曾有の経済危機に見舞われ景気浮揚策として
「1000円高速」「エコカー減税」が登場。
子役・加藤清史郎クン演じる「こども店長」が人気を呼んだ。
「990円ジーンズ」も重宝された。

初体験の「新型インフルエンザ」と「パンデミック(爆発的流行)」
「裁判員裁判」に募る不安。野球の「侍ジャパン」や
オバマ米大統領の「核なき世界」はうれしい話題だ。

何より気がかりなのは「派遣切り」「年越し派遣村」
に象徴された雇用問題。そして仕事と住居を同時に失う
「ハウジングプア」など貧困問題がある。

10月の完全失業率は5・1%とわずかに改善された。
しかし最近の新語・流行語大賞には「ネットカフェ難民」「格差社会」
「年収300万円」など痛々しい言葉が並んでいる。
政治がまず何をやるべきか明白であると思うのだが。

(M.N)

イライラ

今日からはや師走。
忙しくて師も走り回るという由来だけでなく
四季の果てる「四極(しはつ)」、年の果てる「年果つ」
総じまいする「為果(しは)つ」なんて由来もある月だ。
いずれにせよ、尻に火がついたような落ち着かない月が始まった。

そうでなくとも日本人は、スピードや効率を追い求め、
せっかちだと言われてきた。
身に覚えのある人も少なくあるまい。
実際、人々はどの程度でイライラしているのか
時計のメーカーのシチズンの調査から示してみる。

例えばエレベーターの待ち時間。
30秒までで半数近くが、1分で4人に3人がイライラしている。
パソコンの立ち上げも、1分で6割の人がイライラしている。
なるほど立ち上げが早いとされる「ウィンドウズ7」」が売れるわけだ。

年末にかけて出向く機会が増えそうな金融機関のATMでは
5分で7割の人がイライラ。
急用ができ、相手の携帯電話に伝言を入れたとき
返事があるまで5分で2割、10分で4割強の人がイライラしていたとのこと。

携帯電話やパソコンなど文明の利器が
かっては考えられなかったイライラを生み出したのは皮肉な話だ。
豊かさを実感したいとスローライフなんて言葉が広がって久しいが
イライラの種は尽きることなく、まだまだ社会はイライラだらけである。

師走には、普段以上に用事が舞い込み
普段以上に道路が車で混み合う。
その上、今年はデフレ不況や大型倒産だ。
走り回るな、イライラするなという方が難しいそうだが、安全第一が大事。

(M.N)

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