スタッフブログ
イルミネーター
- 2009年12月21日 10:26
- M.N氏の岡目八目
毎年、クリスマスの時季になると、
自宅の周囲をイルミネーションで飾り
目を楽しませてくれるお宅がある。
そういう人々を「イルミネーター」というらしい。
年の瀬に不景気が重なり、気がせく割りには
前に進んでいる実感が乏しい日常だ。
とっぷりと暮れた家路を急ぐ途中で散見する華やかな点滅は
そんな気分を大いに慰めてくれる。
豆電球の明るさを通じて「イルミネーター」の
心意気が伝わってくるようだ。
イルミネーションは夜空に瞬く星を地上に再現しようと
木の枝にたくさんのろうそくをともしたのが始まりという。
発案者は、中世のキリスト教会を席巻した
宗教改革の中心人物として名を残すルターとも言われている。
クリスマスとは縁が深いわけだ。
(M.N)
日本銀行
- 2009年12月18日 14:58
- M.N氏の岡目八目
「銀行の銀行」などと呼ばれる日本銀行。
先日、市川ジェクト株式会社社長が見学されたようですので、
当銀行の業務について、追記させていただきます。
一般とは異なる中央銀行ですが、株式は公開され
形の上では株式会社と変わりません。
筆頭株主は財務相になっているものの、むろん政府です。
さまざまな業務で利益を上げますが
一般の企業と違うのはその行き先です。
営利が目的でないため、剰余金のほとんどは
国に納めることになっています。
景気悪化で税収が大幅に落ち込んでいる折も折り
その大事な日銀の納付金までが怪しくなってきました。
円高で外貨建て資産が目減りするなどして
2009年度上半期は6年ぶりの赤字だったようです。
このままで年度末まで推移するようなら、多くは期待できません。
そこに降ってわいた中東・ドバイの金融不安で円高が一気に加速し
株価の下落は欧州からアジア、米国へと連鎖したようです。
少しは明るさの見え始めた日本経済でしたが、
デフレの進行もあって、「二番底」に落ち込まないか心配です。
政府と協調しながら、金融政策の面から景気を支えるのは
日銀の重要な役目です。打つ手は限られてるとはいえ
何とか知恵を絞り出してほしいと願うばかりです。
(M.N)
病院の待ち時間
- 2009年12月14日 12:49
- M.N氏の岡目八目
病院の待ち時間は、短いに越したことはない。
検査で訪れた場合ならまだしも、風邪を引いたときのように
具合が悪く、横になっていたいときの診察待ち時間は、ことさら長く感じる。
大なり小なり、そんな経験をしているに違いない。
特に負担が大きいのが、子供やお年寄りだ。
10年ほど前ながら60分以上待った経験がある。
それから徐々に改善され、急患は別にして予約制の導入が進み
総合病院などには自動再来受付機が登場、手続きも早くなった。
混み具合は病院によって、季節によって異なるが
患者側のこうした思いに応える新たな仕組みが登場しつつある。
それは携帯電話を活用した待ち時間の通知システムだ。
ソフト開発も進み、すでに実用段階のケースもあると聞く。
患者が携帯電話から病院(フリーダイヤル)に手続きして登録する、
診察順番が近づくとその旨の連絡が届く。
患者はそれを受けて病院に、という流れとなる。
これなら待合室で順番が来るまで待ち耐える必要はない。
病院が近ければ自宅で休んでいることも出来る。
逆に、病院側にとっても待たせているという思いも軽減できる。
ソフト開発は双方に利点があると思う。
(M.N)
流行語大賞
- 2009年12月 8日 15:40
- M.N氏の岡目八目
いまや師走恒例、今年1年間の世相を映し出す
新語・流行語大賞に「政権交代」が選ばれた。
ほかに「事業仕分け」「草食男子」「派遣切り」などが
トップテン入りした。
同賞が創設されたのは1984年だった。
受賞した「オシンドローム」「まるきん/まるび」の記憶は
薄らいでいるが、当時の社会状況がぼんやりながら見えてくる。
2009年はどんな年だったか。
政治の世界では「政権交代」のほか「小沢ガールス」
「故人献金」など期待と不安の交錯だ。
未曾有の経済危機に見舞われ景気浮揚策として
「1000円高速」「エコカー減税」が登場。
子役・加藤清史郎クン演じる「こども店長」が人気を呼んだ。
「990円ジーンズ」も重宝された。
初体験の「新型インフルエンザ」と「パンデミック(爆発的流行)」
「裁判員裁判」に募る不安。野球の「侍ジャパン」や
オバマ米大統領の「核なき世界」はうれしい話題だ。
何より気がかりなのは「派遣切り」「年越し派遣村」
に象徴された雇用問題。そして仕事と住居を同時に失う
「ハウジングプア」など貧困問題がある。
10月の完全失業率は5・1%とわずかに改善された。
しかし最近の新語・流行語大賞には「ネットカフェ難民」「格差社会」
「年収300万円」など痛々しい言葉が並んでいる。
政治がまず何をやるべきか明白であると思うのだが。
(M.N)
イライラ
- 2009年12月 2日 09:08
- M.N氏の岡目八目
今日からはや師走。
忙しくて師も走り回るという由来だけでなく
四季の果てる「四極(しはつ)」、年の果てる「年果つ」
総じまいする「為果(しは)つ」なんて由来もある月だ。
いずれにせよ、尻に火がついたような落ち着かない月が始まった。
そうでなくとも日本人は、スピードや効率を追い求め、
せっかちだと言われてきた。
身に覚えのある人も少なくあるまい。
実際、人々はどの程度でイライラしているのか
時計のメーカーのシチズンの調査から示してみる。
例えばエレベーターの待ち時間。
30秒までで半数近くが、1分で4人に3人がイライラしている。
パソコンの立ち上げも、1分で6割の人がイライラしている。
なるほど立ち上げが早いとされる「ウィンドウズ7」」が売れるわけだ。
年末にかけて出向く機会が増えそうな金融機関のATMでは
5分で7割の人がイライラ。
急用ができ、相手の携帯電話に伝言を入れたとき
返事があるまで5分で2割、10分で4割強の人がイライラしていたとのこと。
携帯電話やパソコンなど文明の利器が
かっては考えられなかったイライラを生み出したのは皮肉な話だ。
豊かさを実感したいとスローライフなんて言葉が広がって久しいが
イライラの種は尽きることなく、まだまだ社会はイライラだらけである。
師走には、普段以上に用事が舞い込み
普段以上に道路が車で混み合う。
その上、今年はデフレ不況や大型倒産だ。
走り回るな、イライラするなという方が難しいそうだが、安全第一が大事。
(M.N)
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