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受験生

大ベストセラーの超ロングセラー、受験生に愛され続ける
”赤尾の豆単”こと「英語基本単語熟語集」(旺文社)の
復刻版(1966刊行)が発売されたようだ。
お世話になった人は数知れず。思わず、郷愁に駆られる人も
多いのでは・・・。

初版は42(昭和17)年だが、団塊の世代が
大学受験期を迎えた60年代半ばから爆発的に売れた。
復刻版の66年当時の価格は180円。受験生人口60~
70万人に対して年間売り上げが30万部に達したという。
出題頻度の高い見出し語句は赤色刷りで、ただひたすら
日本語訳を暗記したものだ。

受験誌「蛍雪時代」(旺文社)が今もあることを最近知り
懐かしさに駆られた。この「蛍雪」という言葉は、
中国・晋時代の歴史を記した「晋書」にある故事が元と
なってるそうだ。車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)
という貧しい若者がおり、車胤は夏、ホタルヲ数十匹集めて
絹の袋に入れ、その光で勉学に励んだ。

孫康は冬、窓辺に積み上げた雪の明かりで書物を読み勉強した。
そうした努力の結果、2人は晴れて高級官僚に登用されたことから、
苦労あるいは苦心して学問を修めることを「蛍雪}と
いうようになった。

国公立大2次試験の前期日程がスタートした。志願者は
中期日程と後期日程を合わせた全体で50万4000人。
倍率は、国立大が4.6倍という。さあいよいよ実力の
みせどころだ。ガンバレ受験生!
みんなの将来に、明るい光が差す世の中になるよう祈るばかりだ。

(M.N)


震災に備える

ニュージランド・クライストチャーチ市で
2月22日に発生した大規模地震。震源の深さが
約5㌔、マグニチュード6・3の直下型の強い地震で、
建物の倒壊の様子など現地の状況が連日、
テレビなどで映し出され、被害の大きさを伝えている。

日本でも、平成7年1月17日午前5時46分に、
阪神・淡路大震災が発生。震度7、マグニチュード7・3、
直下型の激しい揺れに見舞われた。6434人の命が
奪われるなど、甚大な被害がもたらされた。

阪神・淡路大震災でのボランティア活動や住民の自発的な
防災活動の重要性が認識され、1月17日を
「防災とボランティアの日」、15~21日を「同週間」
と定められている。

各市町村でも自主防災活動の認識を高めようと、
週間にちなんだ行事や広報活動、訓練などが行われている。
災害は、いつどこで発生するか分からないし、自分が被害に
遭わない保証はない。「備えあれば憂いなし」ではないが、
万一の事態を想定し、気をつけたい。

(M.N)

  

ジャイアントパンダ

上野動物園に約3年ぶりにジャイアントパンダがやって来た。
中国四川省雅安の保護施設から上海経由で成田空港に空路到着した。
3月末には愛くるしい表情を見られそうだ。
地元は歓迎ムード一色、子どもたちは対面を心待ちにしている。

中国の発表によると、研究センターなどで飼育されているのは
約200頭、野生では約1500頭。
毛布目当ての狩猟で21世紀初頭に絶滅の危機を迎えたが、
その後の保護区設定と人工繁殖で盛り返しつつあるという。
2008年の四川大地震で保護施設が破壊され、
多くのパンダが引っ越した。

日本へ初来日は1972年10月。日中国交正常化記念として
中国から上野動物園に2頭寄贈された。雄の「カンカン」、
雌の「ランラン」を見ようとガラス窓越しに長蛇の列ができ、
空前のパンダブームが起きた。2008年4月に
「リンリン」が死亡以来、上野で飼育されていなかった。

今回レンタルで来日したのは雄の「比力(ビーリー)」と
雌の「仙女(シィエンニュ」。比力は大食いで、
仙女は人懐っこいという。パンダブーム時に「客寄せパンダ」が
流行語になった。集客力のある人気者を指した。
比力と仙女は、選挙を戦う陣営の垂涎(すいぜん)の的になる
ことだろう。

(M.N)

痩せ我慢

「暖衣飽食」を戎められて育ったというよりは、
そもそもぜいたくなどしたくてもできない時代の申し子たちは、
冬でも厚着せず、寝るときも暖房の世話などにはならなかった。

だが、それも若いうちだけのこと。加齢とともに
寒さが身にしみるようになり、あれほどいやがっていた
電気毛布のお世話になることも抵抗を感じなくなるようになる。
「伊達の薄着」に耐えられなくなって厚着を始めても
「神経痛の予防のためだよ」と言い訳はきくが、電気毛布だけは
抗弁できない。

しかし寝室には暖房がないのだから、それぐらいは
大目に見てもらうことにし、昨年からこの「文明の利器」を
利用している。ただ、確かに暖かいことはいいにしても、
室温や体温を測りながら熱量調節をできないので(最新型はできる?)
そのおしつけがましさが気になるのはいかんともしがたい。

だが、この冬はなぜか事情が一変した。温度を最高にしても
暖かくならず、それどころ薄冷えさえするのである。
これは毛布の能力が追いつかないほど今年の寒さが厳しいため
だろうと考え、人に会うたび「いやぁ、今年の寒さは格別だねぇ」
と同意を求めていた。むろん年のせいも考慮はしての上だが。

だが先日、今夜は冷えそうだからと、あらかじめ電源を入れ、
ふと温度調整目盛の横を見たら、なんと切り替えスイッチが
「2時間」を指していた。その下には「15時間」とある。
つまり毛布は2時間だけ作動していたのだった。
どうりで寒かったわけだ。

(M.N)

現代中国

孔子は、弟子から政治の要締は何かと問われて答えた。
「まず国民に十分食べ物を食べさせること」、次に軍備充実で
安心させ、「為政者が国民から信頼されること」。
「民信なくんばたたず」の教えだ。

現代中国は社会主義を掲げてはいるが、政府指導者にとって、
この紀元前の教えは今も切実かもしれない。広大な国土に
13億人の国民を抱えて、「まず食べさせること」が
求められているからだ。

日本を追い抜き、国民総生産(GDP)世界2位の中国。
軍備を拡大し米国と張り合う大国となった一方で、
内部矛盾が広がっているそうだ。貧富の差の拡大や
拝金主義の横行。カネとコネがものをいい、
礼節はどこへやら、が目立つとも聞く。

1960年代の文化大革命で毛沢東が「批林批孔」運動を仕掛け、
孔子は封建的として排除された。あれから時を経て孔子はは復活。
北京五輪の開会式で孔子の名句を唱えた演出は、
中国の精神文化のアピールだった。

GDP世界2位の国にふさわしい礼節とは。
「論語」に「礼の用は和を貴しとなす」を見つけた。
これは礼儀作法だけでなく、全体の調和が大切という教えだ。
大国であればこそ心がけるべき振る舞いではないだろうか。

さすが5千年の歴史に培われた教えは、現代でも生きる。
ただし、民を治める為政者向けだ。広がるインターネットから、
GOP2位の市民向け教えが出てくるかもしれない。

(M.N)

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