スタッフブログ
工事現場
- 2013年12月17日 08:17
- M.N氏の岡目八目
慌ただしい師走、友人の車に同乗していて都内の工事現場に
さしかかる。最近の工事現場だが、作業内容を大きく看板に
書いているのを見かけるようになった。「橋の寿命をのばす
工事をしています」「傷んだ舗装をなおしています」など。
分かりやすい言葉で伝えようとしている。
何のための工事か分かれば、イライラ感も幾分は緩和される
というものだ。従来工事現場にある看板や表示板は文字が小さく、
しかも専門的な用語が多いという印象。車の中から読めるような
ものではなかったように思う。
違う工事現場では、作業に従事jしている人たち十数人を
顔写真を付けて紹介していた。ここまで積極的に情報を公開
するのかと驚いた。東京では、工事に対する苦情や問い合わせ
なども多いと推察される。
建設業の知人に聞くと、最近はどれだけ周辺住民に配慮して
いるかなども業者に対する評価の対象になるのだという。
公共工事の入札は、総合評価方式が一般的になってきた。
地域への貢献度など価格以外の要素も反映しするようだ。
受注に向けた努力だと聞けば世知辛い感じがするが、
それでも住民に有益なことであれば情報を発信する
取り組みは歓迎したい。
流行語大賞
- 2013年12月13日 11:35
- M.N氏の岡目八目
やはり言葉には賞味期限があった。多くは、時々の世相を
映す鏡ともなる。今年は新語・流行語大賞を一つに絞りきれない
ほどいろいろあった。同時受賞四つのうち、「じぇじぇじぇ」は
NHKの朝ドラ「あまちゃん」で使われてきた驚きや感動を表す
三陸地方の言葉だ。海女たちの底抜けの明るさと震災復興を
願う視聴者の思いも重なりブレークした。
同じく人気ドラマ「半沢直樹」の主人公が、理不尽な上司に放つ
決めぜりふ「倍返し」も下馬評通りだった。現実と照らし合わせ
溜飲を下げたり、小さくつぶやいてみた人もいただろう。
滝川クルステルさんの「お・も・て・な・し」のスピーチが東京五輪
誘致に一役買ったのは間違いないだろう。こちらは中高年男性
からの支持が高かった?ともいわれている。
一方「アベノミクス」が大賞から外れたのは期待先行のためか。
安倍首相がらみでは原発事故の汚染水漏れが続く中での
「コントロールされている」発言への違和感が今でも消えず、
気がかりな点が目に付く。
最たるものがベスト10入りの「特定秘密保護法」で、
タカ派色を強め数頼みの強硬姿勢には危うさがつきまとう。
国民の知る権利を奪うような法にはノーの声を上げたい。
それはいつかー残る大賞、予備校講師・林修さんが叱咤する
「今でしょ!」。
防空識別圏
- 2013年12月13日 11:33
- M.N氏の岡目八目
国際社会に何の断りもなく、中国がいきなり、
尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定した。
事前の連絡なしにここに入るな、さもなくば撃墜するという。
手順も協議もなしに、一方的に設定することが許されるわけがない。
日本政府はわが国の航空会社に飛行計画を提出しないよう
求めており、西側諸国もこの姿勢に同調している。
ただ、頼りのアメリカが、どこか歯切れが悪い。「尖閣は
日米安保の適用範囲」「日本の姿勢を評価する」とはいうが、
米国の民間機の飛行計画提出は「安全確保のため容認」する
構えのようだ。
握手をしながら足を蹴るのが国際政治。ダブルスタンダードの中で、
いかに正当性があっても、確固とした同盟や連帯がなければ
交渉を有利に運べないと思う。今や世界第二の経済大国に
なった中国だが、力だけで覇者になるのだけはご免だ。
介護問題
- 2013年12月 4日 06:35
- M.N氏の岡目八目
例えば、50代夫婦とする。夫に安定した収入があり、
子供の教育も仕上げの時期に入っている。ところが、
親の介護をしなければならなくなった。とする。
ここまで来れば、生活の見通しは立つから、妻が
専業主婦に戻り、親を見る。夫は仕事を続ける。
夫婦ならこれが可能だが、今後は40~60代の
未婚が増え、特に男性は4人に1人が単身者になる。
と予測されている。現在の介護モデルは通用せず、
未婚の子どもが親を見る「シングル介護」の時代が来る。
すでに始まっており見回すと知人2人がそうだ。
シングル介護の大きな問題は、働き盛りに仕事と
両立できなくなり、会社を辞めざるを得ないケースが
起きること。そうなると、収入の道は途絶え、貯金や
親の年金で何とかしのぎ、介護を終わらせたものの、
今度は再就職の壁に直面する。シングル介護が、
長期的な困窮を招いてしまうのである。
企業側の理解が欠かせないが、出産・育児と違って
期間で区切れず、雇用見通しが立てにくい、という課題
が持ち上がる。介護を家族に頼るのは限界と言える。
血縁を超え、施設やサービスの充実、地域の支えが
不可欠になっている。
会話の大切さ
- 2013年12月 3日 17:29
- M.N氏の岡目八目
65歳以上の独居男性の16・7%は会話をする機会が
2週間に一回以下で、社会から孤立する傾向があるそうだ。
そんな調査結果にどきりとさせられた。近所に縁者や
茶飲み友達がおらず、趣味で外出する機会も少ないのだろう。
孤独を愛するというよりはついつい出無精になり、社会との
つながりを持てない高齢の独居男性ことだ。身につまされるのは
将来、自らも会話不足に陥る想像に難くないからだ。どんな
事情でいつ独り暮らしになるかもしれない。
職種によって事情は異なるが、当世は会社でも各自がパソコンと
向き合っている時間が長いようだ。オフィスオートメーションは
職場をも総じて無口にした印象がある。日本人女性の平均
寿命は86・41歳と世界一で、男性も過去最高の79・94歳だ。
喜ばしいことだが、核家族化が進んでいるとなれば会話が
ほとんどない独居者は増える一方だ。
会話不足は精神的にも問題があり、認知症を進行させ、
うつを招く原因にもなるという。どちらかというと社交的で
話し好きな女性陣に比べ寡黙な男性陣はもっと会話を
楽しむようにしたい。
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