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2024-11-12
バースは2世紀ごろ、ローマの支配下で温泉の街が発展。
ローマ軍が撤退した後、再び脚光を浴びるのは18世紀で
貴族や裕福な階層の温泉保養地として再開発されました。
ローマ時代に建てられた浴場跡「ローマン・バス」は、
ファサードがまるで神殿のような造りで、まだ温泉が湧き
出していて、少し薬の味がする温泉水を試飲できます!
続いてロイヤルクレッセントへ。ここは18世紀にできた
半円形の集合住宅で、ブルジョア向けの別荘として建てられ
1階に玄関戸がありその上が3層、地下1階の住居30戸が
横に連なるテラスハウス形式でした。
次のストウヘッドは以前読んだ世界の庭園図鑑に載っていた
とても美しい写真に魅せられて、リクエストしたものです。
1717年、成功した銀行家が建てた大邸宅の地は1,100ha!
代々造園に熱を注いたのですが、今はナショナルトラストの管理に。
風景の中心になる湖は、川をせき止めて作ったとのこと。
ここに架かる石橋は独特の趣を醸し出し、向う岸のローマ
神殿風の建物を見通したショットはまさに絵のような絶景!
湖に沿って曲がりくねった小道を歩くと古風な建物が点在し、
穏やかな湖面と紅葉しかけた樹林を組合せた風景に唸りました。
入口の右奥にあるパラディアン様式の大邸宅内部も見学。
ロンドンに戻る途中、車窓から見えたストーンヘンジ。
最後の夜は以前ロータリーの交換学生として高校時代1年
ブラジルに派遣された女性が、公務員になったあとちょうど
ロンドン大学に留学中で食事を共に。成長した姿を確認しました。
最終日はバッキンガム宮殿、国会議事堂などを見てロンドンで
過したのは半日、次回はゆっくり街を歩きたいものです。
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ページ作成日 2024-11-12
2024-11-11
3日目はバーミンガムを出て最初に立ち寄ったのが
ハドン・ホール。道路沿いの長い植込みを一歩入ると
小川のせせらぎに架かる石橋の先の小高い丘には古い城壁
とまるで手付かずの中世そのままのような景色。
11世紀に建てられたこの館は映画「ジェーン・エア」にも
登場。陶器のミントンは、この内部にあるタペストリーを
デザインした「ハドンホール」を1948年に発表したとのこと。
次に向かったのはチャッツワース。この城館を知ったのは
映画「プライドと偏見」の場面で、その重厚な建築をいつか
見たいとの思いが実現しました。建物は16世紀に建築
されたデヴォンシャー公爵邸。
建物を入ると大きな空間が広がり、ダイナミックな天井画と
壁画がまず目に飛び込み、吹抜けには壮麗な階段とそれに
繋がる2階のバルコニ―手摺り。素晴らしい家具、調度品の
中には何とレンブラントの絵画も!
庭園はこちらも“ケイパビリティ・ブラウン”によるもの。
広さは126万坪!噴水や人工滝、そして見渡す限りの草地
この風景を他に見つけることは困難、もう一度訪ねたい!
4日目は約200㎞南下し、グロスター大聖堂を見学。
1089年に着工し約400年後に完成。「ハリーポッター」
シリーズのロケに使われました。聖堂の大きなアーチや
回廊は英国最古とのこと。
午後にコッツウォルズのバイブリー着。14年ぶりで、観光客の
多いのにはビックリ!14世紀に建てられたアーリントン・ロウ
などイギリスの田園独特の風景を飽きずに眺めました。
夕刻、バースに。到着時間が遅くなり視察は翌日に。
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ページ作成日 2024-11-11
2024-11-10
久しぶりにお客様との海外の建物視察ツアーを実施
しました。2018年のパリ、バルセロナ以来で今回は
15名でイギリス各地のカントリーハウスを視察。
先月25日の深夜、羽田を飛び立ち、約14時間後の早朝
ロンドン到着。早く着いたのでオックスフォードへ行く途中
コッツウォルズの玄関口、バーフォードに立ち寄りました。
ゆるやかな坂のメインストリートはアンティークショップ
などが連なり、その中に1890年から続いているHUFFKINS
というお店がありトートバッグをお土産に購入。
さて39のカレッジから成るオックスフォード大学、まず
ボドリアン図書館へ。このような形状の書架は今まで見た
ことが無く、数々の図書は400年前のほぼそのままとのこと。
クライストチャーチは大聖堂とカレッジからなり、食堂の
グレートホールは映画「ハリーポッター」のロケで有名。
翌日はまずプレナムパレスへ。王家の宮殿のような建物は
チャーチルの生家で、このようなイギリスの城館は現在も
すべて人が住んでいることに驚かずにいられません。
1704年の戦いでフランス軍を破ったジョン・チャーチル公爵
に功労をたたえてアン王女から贈られた壮麗なバロック建築。
その2000エーカーの庭園の造形は“ケイパビリティ・ブラウン”
によるもの。彼は幾何学的な庭園を否定し、草地や小川などを
そのまま取り入れる「風景式庭園」を創造したことで有名です。
このあとストラットフォード・アポン・エイボンへ。
シェークスピアが生まれた地でその生家を見学。彼は
ここで1564年に生まれ、その当時の様子が再現されていて
天蓋付きのベッドも。かなり裕福だったことが想像されます。
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ページ作成日 2024-11-10