- 2014年2月21日 09:31
- M.N氏の岡目八目
ソチ冬季五輪のスキー・ジャンプ団体で日本が
銅メダルを獲得した朝はうれしさがこみ上げ、チーム
一人ひとりの頑張りに涙ぐむ葛西紀明選手の姿にじーんときた。
メンバーは20歳から41歳までいて、親子ほど年の差がある。
それぞれの各国の強豪を相手にしながら、けがや病気とも
闘っていた。銅はベテランが引っ張り、若手がきっちり
役割を果たした結果だ。
日本が団体で金メダルを取った1998年の長野五輪の影で、
直前に足を痛めメンバーに入れず悔しい思いをした葛西選手。
7度目となる今大会は、競技後に見せたVサインと晴れやかな
笑顔が印象的だった。
自分より若い世代の中で喜びを隠さない41歳に見入った。
悔しさをバネに変え、努力を続ければ望みはかなう。
その手本を見せてくれたように思う。
個人の銀、団体で銅を取ってなお「金メダルを取って、本当の
レジェンドと呼ばれるように頑張りたい」と次の五輪への意欲を
見せるあたりさすがだ。何事もやり続けるのも区切りをつける
のも自分次第。絶えず目標を揚げ高みを目指す姿に力をもらった。