- 2013年11月17日 18:35
- M.N氏の岡目八目
「健康は富の優る」と言う。たとえ巨万の富を築こうとも、
健康を買うことはできない。、いかに健康が大切かを
伝えることわざだ。
とはいえ、自らの健康の維持増進を願い、何らかの
持ち出しがある人たちが多いものと思われる。
ある生命会社が今年3月に実施した(成人2000人)によると、
健康づくりに対する年間の1人平均出資額は4万3000円弱
だったという。
健康実践策で最も多かったのは「十分な睡眠・休養」で、
ほぼ半数に上った。以下「バランスの良い食事」
「適度な運動・スポーツ」「規則正しい生活」「健康食品・
サプリメントの摂取」「定期的な健康チェック」の順だ。
男女別では、男性が「休」と「動」、女性は「休」と「食」を
重視する傾向にあるようだ。
このうち運動・スポーツ面では、ウオーキング、ストレッチ・
軽い体操、スポーツジムでの運動、ランニング、ゴルフが
人気ベスト5。.15年前調査(ビジネスマン対象)との比較では、
トップのゴルフが5位に後退し、テニスや水泳人気も半減している。
手軽にできるものへと変化していることがうかがわれる。
年代別では、各項目において60代の取り組みが最も多い結果と
なったようだ。年代が高まるにつれて健康に対する意識が強い
傾向にあり、20代に至っては4人に1人が「(実践活動は)特になし」
の状況だ。背景に、時間と金にゆとりがない世代であることも
うなずけるが、若さゆえの健康に対する過信も気に掛かるところだ。
出資額の大小はともあれ、健康を第一に考えた生活の先にこそ、
人生の宝があるように思えてならない。