- 2013年6月 9日 18:35
- M.N氏の岡目八目
先日、三浦雄一郎さんの『80歳の挑戦』と題してエレベスト登頂の
ご成功を祈っていたが、史上最高年齢の80歳で世界最高峰エレベスト
(8848メートル)の登頂に成功された。冒険家の三浦雄一郎さんから
元気をもらった人は多いはずだ。
真っ黒に日焼けした顔。年齢からくる『老い』は、感じられなかった。
8千メートルを越える高所の酸素量は平地の約3分の1だそうだ。
常に死の危険とも、隣り合わせだ。素朴に「どうしてあの年で
あんなことができるのか」と思ってしまう。骨折や不整脈の手術もなされた。
それでも夢をあきらめずに3度目の快挙をなし遂げられた。
何が三浦さんを挑戦に駆り立てているのだろうか。
三浦さんは、『私はなぜ80歳でエレベストを目指すのか』の問いには、
「達成したくなる目標があれば、体力の回復は必要に応じてついてくる」
と答えられた。目標とするのは「自己新記録」で、それがたまたま
「世界新記録」になるのだと。
下山したばかりで、疲労困憊(こんぱい)のはずだが、今度は原点である
スキーヤーとして、世界6位の高峰から滑降する新たな目標を揚げられた。
前へ前へと歩みを止められない。三浦さんのパワーには、敬服するばかりだ。
目標設定には年齢は関係ない。理由をつけては、その日暮らしを続ける
わが身の戒めとしたい。