- 2013年4月20日 08:16
- M.N氏の岡目八目
冒険家の三浦雄一郎さんが3度目のエベレスト登頂を目指し、
日本を出発された。80歳の挑戦である。その抱負に感嘆した。
「80歳は4度目の二十歳。限界まで頑張ってみたい。プロスキーヤー
として世界7大陸の最高峰から滑降に成功するなど輝かしい実績を
持っていられる。
エレベストは70歳と75歳のときにも登頂を果たしていられる。
登頂者の最高齢記録は2008年にネパール人が達成した76歳。
成功すれば記録を塗り替えることになる。ただ、本人に記録への
執着はないそうだ。「筋力や体力は70歳のときより上がっている。
最高齢にはこだわっていない。自分の80歳にトライしてみたい」。
どこまでやれるのか。限界への挑戦は衰えることのない冒険家
スピリットだろう。
三浦さんは「父の背中が大きな力になっている」といわれる。
営林局勤めだった父の敬三さんは山岳スキーヤーとして活躍。
99歳でモンブラン氷河を滑り、101歳で亡くなる直前まで
スキーを続けられたそうだ。目標を見失っていた頃、一番近くの
大きなも目標に教えられたそうだ。
昨年秋には不整脈が再発、手術を受けられた、術後、
重いザックを背負ってトレーニングを続けられた。今回は
次男でスキーの元五輪選手、豪太さん(43)も同行される。
「あきらめなければ何歳でもできる」。
5月中旬を目指したアタックは人の可能性への挑戦となる。
ご成功を祈っている。