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有権者の声

あっという間に衆院選が終わり、年末を前に新たな顔触れが
選ばれた。誰に投票すべきか、これほど考える時間が少ない国政選挙は
最近はなかったと思う。選挙の直前まで新党の立ち上げや合流が相次ぎ、
状況は目まぐるしく変化した。政党や各候補者が訴える政策も
入り組んでいて、各党の違いが分かりにくいという指摘が多かった。

何よりも気になったのは「どの政党にも期待できない」「いい話ばかりで、
誰を信用していいのか分からない」という有権者の声を数多く聞いた。
以前から「政治に期待しても何も変わらない」という無関心な人はいたが、
最近は政治に一定の期待を寄せ、これまで真面目に1票を投じて
きた人たちが政治の現状に失望を感じ始めているよう思える。

その失望感は与党にも野党にも等しく向けられている。掲げた政策の
実現だけでなく、選挙時の訴えとその後の行動、国会での与野党間の
議論などにも厳しい目が注がれているからだ。「当選後もどこまで
取り組んでくれるか分からない」「選挙の時だけいいことを言う」。
こうした有権者の声を真剣に受け止めてほしい。

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