- 2012年12月 9日 20:21
- M.N氏の岡目八目
今回の衆院選、エネルギー源の一角を占める原発の扱いが
争点の一つだ。政党によって「脱原発」「卒原発」「減原発」
「原発即廃止」と言葉は異なるが、少なくとも今よりは原発を
減らすか、将来的になくするかということと思える。
これまでの原発を含む核燃料サイクル政策を考えると、
燃料を燃やし電気を発生させる原発やそのほかの関係施設は
あっても、燃料を循環させる輪は完成しておらず、使用済み
核燃料はたまり続ける。「トイレなきマンション」と言われるゆえんだ。
サイクルの輪に必要な、しかしまだ存在していない施設は
「▽▽年ごろから議論を始める」といい、行き当たりばったり感が
否めなかった。とはいえ、現在の社会は3・11前、原発が
作り出す電気に多く依存してきた。今ここから脱却するには
時間と知恵が必要だ。
「*原発」を訴える党は選挙後すぐ自らが唱えた原発の扱いと
代替エネルギーに関するロードマップを作成、明示することを
やってほしい。まさか票目当てに「*原発」を訴えることはないだろう。
「やっぱりできませんでした」では済まされないのだが。
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