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議員引退

総選挙は世代交代の機会でもある。今回も多くの議員が
引退を決めた。「大物」と呼んでいいのかためらいもあるが、
政局の中心にいた有力者が永田町を去る。首相経験者は4人。
羽田孜、森喜朗、福田康夫、鳩山由紀夫の各氏だ。いずれも
評価はまちまちだが、一時期、日本の最高責任者だったことは
間違いない。

民主党の渡辺恒三最高顧問や自民党元幹事長の古賀誠,
武部勧、中川秀直氏、元防衛庁長官の大野功統氏ら記憶に
残る議員が多い。高齢や体調不良での引退もある。一方で
まだ元気に働けそうな方もいる。現場にちょっかいを出す
「陰の長老」は困るが、現役時代の人脈や経験を生かした活動
の場はあるはずだ。大所高所に立った活動を期待したい。

故福田赳夫元首相は首相退陣後、各国の元指導者に
呼び掛けて「OBサミット」を創設、環境や資源など地球規模の
問題に取り組まれた。「地位を去って社会的制約も多少楽に
なった各位を糾合して、現役諸公を補完しよう」と取り組んだと
福田元首相の「回顧九十年」にある。

故橋本龍太郎元首相は水の問題に取り組まれた。
侵略戦争と植民地支配を謝罪した戦後50年談話を出した
村山富一元首相は今でも中国側と交流を続けられている。
森元首相は今でもブーチン・ロシア大統領と親しいそうだ。
さて「宇宙人」鳩山元首相は何をなされるのか。「友愛
東アジア平和研究所」を構えて友愛精神を広めていきたい
と語られているそうだ。世界に混乱をまき散らさないように願いたい。

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