- 2011年12月16日 10:40
- M.N氏の岡目八目
来年のNHK大河ドラマは「平清盛」という。書店に清盛の
関係本が多数並んでいる。武家の栄枯盛衰の物語はいつの世にも
人気のようで過去にも「源義経」「新・平家物語」「草燃える」
「義経」が放映された。
今回の清盛役はむつ市出身の松山ケンイチさん。活躍目覚しい
人気俳優だが、大河ドラマの主役なら俳優として大出世だろう。
来年こそじっくり見ようと思う。
清盛の時代と言えば、東北地方は藤原三代で最も栄えた秀衛の時代に
あたる。都では武家が台頭し、源氏と平氏が激しく対抗していた。
当時、平泉の軍勢は、約17万。馬産地である奥州の動向を
源氏も平氏も注視していた。
だが、秀衛は東北の独立を守るため、兵は鍛えたが、中立の立場で動かず、
北方の王者として君臨した。清盛が太政大臣になってすぐ、秀衛は
鎮守府(ちんじゅふ)将軍に任ぜられるが、欧州勢を恐れた清盛の推薦
とされる。清盛死後に陸奥守(むつのかみ)に出世するが、清盛の遺言
だったようだ。
ちなみに奥州の奥、こちら糠部(ぬかのぶ)の地は、藤原氏の勢力下
にはあったが、ある程度の独立性を保っていたらしい。源頼朝の
奥州平定までの間、しばらくは平和を享受していたようだ。
(M.N)