- 2011年10月21日 18:05
- M.N氏の岡目八目
日本酒がおいしい季節となった。最近は若い女性の間で
カップ酒が人気という。カップ酒といえば、世のサラリーンマン
たちの疲れ切った心を癒してくれる友だった。
酒はおいしく、そしてきれいに飲みたいものだ。
しかし、この「きれいに飲む」がなかなかできない。
酒量が増えると、くだける。くだけるのはいいが、だらしなくなる。
だらしなくなっているのにも気が付かず、杯を重ね、そして、
記憶が薄れたまま悪夢の朝を迎える。ほどほどでやめれば
「きれいに飲めるのだが・・・
では、「きれいな飲み方」とは、どういうことなのか。たとえば、
正しい杯の持ち方は人さし指と親指で持ち、中指を杯の下部に軽く添える。
その際、人さし指と親指は杯の円の直径を差す形になる。
そうやって杯を持ったら唇に近づけ、人さし指と親指の中間の所から、
杯の中の酒を口に放り込むようにして飲む。
酒のつぎ方については、おちょうしを親指の下に向けるようにして倒す。
相手に向かって縦に突き出してはいけない。ひねってもいけない。
テレビで劇場中継の舞台で女優さんたちが演じている姿を観て分かった。
秋の夜長、ついつい杯が進んでしまう。しかし度を越すと、
「酒の上」と済まされなくなる。このところ、泥酔して事件を起こし
逮捕される人が目立つ。楽しく飲んだ記憶とともに、倫理観まで
置き去りにしてしまったのだろう。