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省エネの知恵

夏場を中心に電力需要のピークをいかにカットして
いくかがこれからの大きなテーマになっている。
東京電力や東北電力の管内の話ではあるが、
全国でよそ事にしてはいけないことだろう。

省エネルギーの取り組みは今回の震災前から、
日本の社会に求められてきた環境問題上の大命題である。
脱化石燃料、消費電力の抑制は生活のあり方を問い掛けた
世界的ニーズでもある。

政府が示す目標は使用電力の15%カット。企業では
サマータイムの導入や工場の稼働時間の分散化、夏季休暇の
長期化などを検討している。一般家庭でも家電の使い方を見直
すなど、電力使用の削減が求められる。

国内の生産性を低下させずに省エネを成功させる取り組みは、
東日本だけでなく全国的なスタンダードモデルにもなり得よう。
これから試行されていく非常時の知恵をその後のローコスト社会、
エコロジー社会の実現に向けた礎としたい。

部屋を冷やすエアコンの設定温度を上げる。無駄な電灯の
スイッチを切る。省エネタイプの家電に切り替える。
夏場を軽装で過ごすクールビズを徹底する。打ち水をする。
すぐできる実践例も多い。

新旧の省エネの知恵を集積し一人一人が努力する。
人ごとにしないことが日本復興の推進力になるはず
であると思う。

(M.N)

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