- 2011年4月25日 09:36
- M.N氏の岡目八目
「 日本の強さは団結力」「一人じゃない。みんながいる」「頑張ろう日本」。
東日本大震災を機にテレビなどで有名人が語る被災地への応援メッセージ。
ここ数週間は故坂本九さんの名曲が流れ、被災地はもとより日本全体を
励ますようなCMにはおのずとパワーがみなぎってくる。
「頑張ってください」。被災した人たちには確かにそう言いたい。
そしてエールは送り続けなければならない。だが大津波で家と家族を失い、
住む場所さえままならない過酷な状況下の被災者に、
果たしてこの言葉を掛けられるだろうか。自問自答している。
石原プロモーションの渡哲也さんや舘ひろしさんらが
被災地の宮城県石巻市で1週間にわたって大がかりな炊き出しを行った。
俳優、スタッフ総勢100人は最終日の20日まで風呂に入らず、寝袋で
生活する様子がテレビで流れていた。被災者と連帯感を強め、
少しでもあすの活力になればーとの思いから同じ境遇に身を置いたのだろう。
そして親身になって話を聞いた。
「心が温まりました」。やはり力強い行動こそが一番のぬくもりだと感じた。
なかなかできるものではない。「頑張って」はその後でいいように
生意気ながら思った。石原プロモーションの方たちに頭が下がり、涙した。
(M.N)
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