- 2011年4月12日 09:27
- M.N氏の岡目八目
東日本大震災以降、スーパーなどは通常より照明を落として営業し、
節電に努めている。足を踏み入れた瞬間は暗いと感じるが、
数分もしないうちに慣れる。
多くの店舗や会社、工場等も営業・操業時間を短縮するとともに、
暖房の温度を抑えている。それぞれ経営への影響も
少なくないだろうが、被災地に思いを寄せて痛みを分け合っている。
一般家庭でも同様だ。厚着をして暖房の温度を2~3度
低くしている。こまめな消灯を心掛けるなど、それぞれが
できる範囲で節電に協力していることだろう。
冷蔵庫を点検すれば、数日は困らないだけの食料が
保管されているはず。乳製品やレトルト食品を中心に
品薄傾向が続いているが、不要不急な食料品の買いだめは慎みたい。
地震発生から今日で1か月を迎えた。少し耐える生活を送る中で、
普段、快適すぎる環境下で暮らし、仕事をし、限りある資源を
無駄遣いしていることに気付かされる。
甚大な犠牲の上にだが、大震災は私たち日本人に多くのことを
教えてくれている。日々の生活を見直すきっかけも。
「足るを知る」ことの大切さを心に深く刻みたい。
(M.N)