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ジャイアントパンダ

上野動物園に約3年ぶりにジャイアントパンダがやって来た。
中国四川省雅安の保護施設から上海経由で成田空港に空路到着した。
3月末には愛くるしい表情を見られそうだ。
地元は歓迎ムード一色、子どもたちは対面を心待ちにしている。

中国の発表によると、研究センターなどで飼育されているのは
約200頭、野生では約1500頭。
毛布目当ての狩猟で21世紀初頭に絶滅の危機を迎えたが、
その後の保護区設定と人工繁殖で盛り返しつつあるという。
2008年の四川大地震で保護施設が破壊され、
多くのパンダが引っ越した。

日本へ初来日は1972年10月。日中国交正常化記念として
中国から上野動物園に2頭寄贈された。雄の「カンカン」、
雌の「ランラン」を見ようとガラス窓越しに長蛇の列ができ、
空前のパンダブームが起きた。2008年4月に
「リンリン」が死亡以来、上野で飼育されていなかった。

今回レンタルで来日したのは雄の「比力(ビーリー)」と
雌の「仙女(シィエンニュ」。比力は大食いで、
仙女は人懐っこいという。パンダブーム時に「客寄せパンダ」が
流行語になった。集客力のある人気者を指した。
比力と仙女は、選挙を戦う陣営の垂涎(すいぜん)の的になる
ことだろう。

(M.N)

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