- 2010年12月24日 12:56
- M.N氏の岡目八目
先日、友人との待ち合わせの時間までの間、
約40年ぶりに東京タワーへ登っ た。
暇つぶしのつもりだったが、今話題の東京スカイツリーとは一味違う
"昭和の香り"を懐かしんだ。
東京タワーは、昭和30年代生まれの方たちにとっては高層建築物の
代名詞だったが、久しぶりに大展望台(150メートル)へ登って驚いた。
六本木ヒルズをはじめとする高層 ビルが林立し、
もはや都心を一望することはできなくなっていた。
展望台内の案内ボードには、皇居や国会議事堂など
東京の名所が見えない方角が示されていたが、
ビルとビルの隙間からどうにかのぞくことができる程度。
「都庁の方が景色がいい」とぼやくカップルの声も。
絶景を求め250メートルの特別展望台へ登ることも考えたが、
もやっていたので断念。代わりに売店をのぞいてみた。
かっての定番商品のペナントやカレンダー付きぺン立ては
置いていなかった。
ソフトクリームなどお馴染みのメニューが揃ったカフェから
「フットタウン」と呼ばれるタワー下のビルにも足を延ばすと、
東京タワー名物の蠟(ろう)人形餡がまだ営業をしていたことにも感激した。
遠目に見るライトアップされた東京タワーは、
現在の東京の街並みに溶け込んでいるが、
内部はまだ昭和の面影が強く残っていた。
(M.N)