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世界ゴルフ殿堂

プロゴルフ界のいまや”;御大”と言うべき尾崎将司選手の
世界ゴルフ殿堂入りが先に決定した。
1970年のプロ入りから40年。ジャンボの愛称で
ゴルフというスポーツを日本に定着させた最大の功労者に
あらためて光が当てられた。

遅ればせながらーというのがぴったりの感がする。
日本選手としては、2003年の樋口久子さん、
04年の青木功さん、05年の岡本綾子さんに次ぐ栄誉だが、
国内ツアー94勝、海外1勝を含むプロ通算113勝、
生涯獲得賞金26億8000万円余は他をまったく寄せ付けない
ずばぬけた成績だ。

坂田ジュニアゴルフ塾で知られる坂田信弘さんが語ったことがある。
「尾崎ほど己のゴルフに頑固な男はいない。海外に挑戦するのは
マスターズと全米オープンのみで、それも日本のゲームの組み立て方を
変えなかった。常にドライバーを持ちコースに向かって
大上段に構えていったのだ」

ゴルフは2016年のリオデジャネイロ五輪で正式種目に採用された。
世界各地に活躍する選手がいなければ決して五輪種目にならなかった。
日本にこだわり、日本を愛した選手がいたからこそ
日本にゴルフが定着した。ゴルフ殿堂がそういう尾崎選手を
評価してくれたことがうれしい。

(M.N)

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