Home > M.N氏の岡目八目 > 岸和田だんじり祭り

岸和田だんじり祭り

9月18日・19日岸和田の町中に、威勢あるかけ声と共に
だんじりが駆け巡りました。
約300年の歴史と伝統を誇る勇壮な祭り「岸和田だんじり」は、
元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主
岡部長泰(おかべながやす)公が、
京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、米、麦、豆、あわ、
ひえなどの穀物がたくさん取れるように(五穀豊穣)祈願し、
行った稲荷祭りがその始まりと伝えられる。

山車や屋台を華とする全国各地の祭りにおいて、
その山車、屋台が曲がり角で方向転換する様は大きな見所です。
例えば京都の祇園祭の鉾(ほこ)は
車輪の下に割った竹を敷いて滑らせる「辻まわし」や、
飛騨高山祭りの山車は「戻し車」という第五番目の車輪を使い、
変則の三輪となり角を曲がる方法などがあるが、
岸和田のだんじりは他と違い、
「やりまわし」という独特の曲がり方で、
勢いよく走りながら直角に向きを換える。
言葉では簡単ですが、重さ4トンを超えるだんじりを
走りながら操作するのは容易ではありません。

祭りの間、だんじりは決まった曳行路(えいこうろ)を
何周も何周も駆け回り、曲がり角ごとに、「やりまわし」を行う。
その圧力とスピードは日本各地のどこを探しても、
岸和田のだんじり祭りを上回るものは見たことがない。 

だんじりを持つすべての町では、仲間意識が非常に高く、
絆が強いのです。子供からお年寄りまで各年齢層ごとに
役割が決められ、普段は岸和田を離れて暮らす人達も、
この時期には必ず帰郷し、それぞれの役割を分担して祭りに参加する。
このように幅広い世代の人達が集まり
岸和田だんじり祭りを盛り上げます。
見る人も魅了する祭りです。

先日、テレビニュースで放映され、14・5年前に岸和田を訪問し、
だんじり祭りを見物し興奮、感動した日を思い出しました。
祭りはいいなぁ。

(M.N)

Home > M.N氏の岡目八目 > 岸和田だんじり祭り

Search
Links

ページ上部へ戻る