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サッカーW杯

雨降って地固まると言いたいところだが、どうも締まらない。
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を目前にした
日本代表チームのことである。
本番前最後の強化試合として行われたアフリカの強豪、
コートジボワールとの戦いでも、相手ゴールに迫る力強さは
ほとんど見られず、0-2の完敗だった。

慣れない高地練習で疲労がピークに達している中での
テストマッチであり、致し方ない面もあったに違いない。
しかし、12年ぶりの国際Aマッチ4連敗という屈辱を背負っての
南アフリカ入りは寂しく、不安は募るばかりだ。

つれない物言いになったが、結果がすべての世界でもある。
日本代表の真価が問われるのは14日の初戦。
高い身体能力を誇るカメルーンの猛攻を堅い守りでしのぎながら
いかに鋭い攻め上がりを見せて勝機をつかむか。
代表選手の底力に期待したいし、応援したい。

結果が要求されるといえば、市民運動家から
日本のトップリーダーに登りつめた菅直人”新監督”も同様である。
こちらは参院選という本番を前に、"代表選手”の入れ替えが
大詰めを迎えている。

新監督がまず問われるのは、チーム運営や
戦術に横やりを入れてくる勢力との関係を適正なものに改善し
清新な信頼のできる代表チームを作れるかどうかだろう。
日本の政党政治の将来が懸かっている。

(M.N)
 

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