- 2010年4月14日 08:05
- M.N氏の岡目八目
4月に入ってから、いろんな機会に
「あいさつをしましょう」という呼び掛けを耳にした。
保育園の入園式で小さな子どもたちに語りかける園長さん。
小学校の入学式では校長が元気いっぱいのあいさつを
今年度の目標にした。
同じことが新入社員を対象にした研修会でも
社会人の基本として取り上げられていた。
小さいころから言われてきているはずなのに
簡単なようでなかなか身に付かないようだ。
新人研修の講師が「あいさつの角度は心の角度」と教えていた。
相手に伝わるおじぎの角度は会釈なら15度、敬礼なら30度
最敬礼は45度、謝罪するなら気持ちを伝えるために
90度ぐらいが必要になるという。
もちろん一つの目安だろうが、ビジネスの世界では
必要な知識なのかもしれない。
本人があいさつをしているつもりでも、きちんと伝わらなければ
「あいさつもろくにできぬやつ」ととられてしまうからだ。
新入社員を迎えたばかりの職場では
毎朝、気持ちの良い声が響いていることだろう。
返すあいさつも自然に大きな声になり
職場が明るい雰囲気になっているはずだ。
だがこれがなかなか長続きしない。
あいさつは、その4文字をもじって
「明るく」「いつでも」「先に」「続ける」が大事といわれる。
職場を明るくするフレッシュな風を止めてしまうのが
先輩社員にならないように、年度の始まりに
ベテラン社員も基本に立ち返ってみたらどうだろうか。
(M.N)