- 2009年11月23日 16:11
- M.N氏の岡目八目
しつけの悪いこどもを目にすると、「親の顔が見たい」
という言葉が昔からよく使われる。
近ごろ、老若男女を問わず公共の場での迷惑を顧みない人間が
目に付くようになったのは気のせいだろうか。
ある日、知人が「これからは頑固オヤジになる」と宣言した。
周囲に配慮することができない人間が多いことに憤慨してのことだった。
不作法者を見つけると厳しくしかりつけることにしたのだという。
電車の中で大またを広げて座り
2人分の席を占領しながら平然としている若者たち。
お年寄りや体の不自由な人が前に立っても知らんぷり。
新型インフルエンザが騒がれていても、口も覆わずに
せきやくしゃみを吐きかけ、エチケットを守れない人もいる。
街を歩けば、自転車にはねられそうになることがしばしば。
青信号になって横断歩道を渡り始めると
ひしめきあう歩行者の中を自転車が横切ってくる。
非常識どころか道交法違反だ。
そういえば頑固オヤジが以前ほどいなくなった。
他人に無関心なのだろうか。
心の中に不快感を抱くことがあっても注意する人は少ない。
見て見ぬふりをしてしまうのは、自分自身その1人なのだが・・・
いずれにしても常識とか良識の問題は
強制することが難しいだけにもどかしい。
教育やしつけが欠けたツケが社会に回ってきているのかもしれない。
頑固オヤジが必要な時代になってきたようだ。
(M.N)