- 2009年9月 6日 17:44
- M.N氏の岡目八目
国会議事堂の前庭に
全国47都道府県の木が植えられている。
神奈川県はイチョウだ。
四季折々の花を咲かせ、実りもあろう。
国会開設80年を記念し、1970年に
自治体がら贈られたものだそうだ。
太い幹に広げた枝が
国政を見守ってきた長い年月を物語る。
閑散とした議事堂敷地を歩くと、虫の声がする。
新しい主を迎えるためでもないが
議事堂は今、リニューアルの真っ最中だった。
衆参両院ともシートで覆われ
外壁の汚れを洗い落とす作業が行われていた。
1936年に議事堂が完成して
以来初めての「化粧直し」だそうだ。
70年を越える間に染み付いた汚れは相当なものだろう。
黒っぽい灰色に見えた花崗(かこう)岩は
高圧で噴きつける洗浄を終わると
見違えるほど白く、明るい。
「かって白亜の殿堂と呼ばれたのが分かった」
と衛視も驚かれていた。
(M.N)