- 2009年7月 6日 10:47
- M.N氏の岡目八目
先日、首を90度以上、左右に曲げると痛いので
病院でMRI(磁気共鳴画像)検査を受けた。
大きなドラム缶のような中に入れられる。
強い磁気とラジオ電波を利用するので、指輪、入れ歯など 金属製のものは一切見に付けられない。
ゴトンゴトン、ガーガーとすごい音が断続的に20分ほど。
気分のいいものではない。
撮影した何枚もの画像を見ながら
担当の医師はとくに異常はなさそうだと説明してくれた。
画像を見せてもらったが、模様のようなものが映っているだけ。
これで病変が分かるというからすごい。
現代医学の進歩に頭が下がる。
試みにMRIの原理を調べてみたが、難しくて歯が立たない。
思い切り簡略化していえば、人間の体は体重の約7割が水分で
その中の水素原子を人の目に見えるようにした画像だそうだ。
ただレントゲンとは違って、放射線ではないから
被爆の心配はない。それでいてレントゲン検査より
体の細部の情報が得られるという。
これからも、さらに優れた機器が現れるだろう。
すでにジェット噴射で麻酔液を浸透させる
針のない注射器もあるし、カプセルを飲みこんで
1日かけて食道、胃、腸の画像を撮影する
カプセル内視鏡もあるそうだ。
医療機器がどこまで進歩するか想像もつかない。
いうまでもないが、それを医学の発展につなげるのは人間である。
人間の頭脳には驚くばかりだ。
(M.N)