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風呂敷

近くのスパーマーケットで、買い物後に
風呂敷を広げているご婦人を見かけた。
商品を包み、見事に結び上げ
バッグのようにしっかり持って店を後にされた。
手際のよさに思わず見とれた。

風呂敷は、室町時代に大名が風呂に入る際に広げ、
その上に脱衣して服を包んだことが語源ともいわれる。
江戸時代に銭湯の普及で庶民に広がったという説もある。

今も意外に活躍しているのが法廷だ。
特に検察官は裁判の際に風呂敷を持ち歩く。
普通のかばんに収まりきれない、膨大な書類や
証拠品の凶器などまとめやすいためとのことだ。
国会中に官僚が書類の持ち運びに利用している姿を
テレビで見かける。

レジ袋有料化が始まり
買い物にはマイバッグが必要になった。
ビニールタイプや昔ながらの買い物かご風
おしゃれなトートバッグ、段ボール箱を
持ち込む客までいる。
折り畳めることができて、どんな品も包める風呂敷は
究極の日本式エコバッグかもしれない。

結び方を覚えれば一升瓶やスイカも包める。
包む技を使うには経験と知恵がいる。
風呂敷の包み方の図解を見ながら
練習してみたが不器用な私には難しい。

(M.N)

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