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侍ジャパン優勝

日本野球が二大会連続で頂点を極めた。
宿敵韓国との決勝はまさに1点を争そう好試合だった。
延長十回、日本のイチローが放った2点適時打が
決勝点となり5-3で韓国を破った。
日本のナインが武士と化し、ひたむきに
「優勝」に向かった結果だった。

米国ロサンゼルスで国、地域別対抗戦第二回
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が行われ
日本が優勝した。今大会の一次、二次ラウンドで
計四試合を戦い二勝二敗。
決着を付けるには最高の舞台となった。

日本が先制、先発の岩隈久志投手が韓国打線を
最小失点に抑え、手に汗を握る攻防が続いた。
九回の土壇場に同点に追い付かれたが
延長で決定的な2点を勝ち越し、最後はダルビッシュ投手が
締めくくって連覇を達成した。

投手の投球数制限もあり、やり繰りにも
知恵を絞らなければならない試合が続く中で
原監督率いる「侍ジャパン」の選手が個々の役割を果たした。
二次ラウンドではキューバを下し、準決勝では
メジャー軍団の米国を粉砕して決勝に進んだ。

大会を振り返ると九試合の中で負けたのは韓国との二試合。
韓国も日本に二敗を喫しただけで、まさに優劣を決するに
ふさわしい決戦となった。大砲のいない日本は
最後まで持ち味の、つなぐ野球に徹した。
                                                      
侍ジャパンは二月の合宿時から「連覇」を合言葉に
重圧を受けながらも黙々と試合に臨み勝利を重ねてきた姿は
武士の本分を貫いたと映る。
日本全員が自信を取り戻した瞬間だったと思う。
早速、家内と祝杯を交わした嬉しい一時だった。

(M.N)


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