- 2009年1月23日 10:24
- M.N氏の岡目八目
バラク・オバマ第四十四代米大統領が就任
世界が注目した演説が行われた。
米国発の金融危機が世界経済に急激な悪化をもたらす中で
まずは経済危機の克服、金融、産業、雇用の再生を求められている。
外交ではイラク、アフガニスタン戦略の見直しがある。
一七七六年の建国以来初の黒人大統領は”米国の再生”という
大きな使命と全米からの期待を背負っての出発となった。
「イエス・ウィー・キャン(やればできる)」を揚げ
「チェンジ(変革)」の実現を訴え選挙を戦った大統領でもあるだけに
米国内はもとより世界にどのようなメッセージを発するか
注目を集めるのは必然であった。
米国の現況を見直し、「再生が必要だ」とした上で
「どれほどのことを政府が実行しなければならないかは
米国民の信念と決意が決める」と
国民一丸となった取り組みを強く求めた。
印象的なのは「われわれ」をたくさん使い
強い米国を一人ひとりの力、結束で改めて構築し
世界のリーダーとしての役割を果たしていこうと鼓舞したこと。
厳しい今の時代に耐え、失いつつある自信を取り戻して
強い米国を復活させようと訴えた。
「君の力が必要だ」と言うその姿は自信に満ちあふれ
もうきれい事の羅列では立ち行かない時代を象徴する演説だ。
(M.N)
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