2009年(平成21年)が静かに明けました。
この一年すべての人が健康で心穏やかに
過ごせるよう心より祈念いたします。
昨年は本当に経済環境が激変した年でした。
金融危機に端を発して、あのビッグ3といわれる
世界の巨大自動車メーカーまで経営危機に陥ったアメリカ。
日本でも不動産業など前年最高益をあげた企業が
次々に破綻し、年末の株式市場は年初に比べて42%と
戦後最大の下げ幅を記録し終了しました。
世界的な経済混乱の時期に今年は何を指針にしたらよいか
私は松下幸之助の次の言葉を思い出しました。
「好況よし、不況さらによし」
何と前向きな姿勢なのでしょう!この言葉は年初の全社員と
協力企業との賀詞交歓会でも紹介しました。
昨年、トヨタのエンジン工場を見学する機会がありましたが
この言葉は世界の共通語になったと言ってもいい
トヨタの「カイゼン」と相通ずるのです。
危機的な状況ほど「カイゼン」活動に適した時期はありません。
初心に帰って、今まではいいとされていたすべてのことを見直す
絶好のチャンスと捉えるつもりです。
ちょうど21世紀も10年目を迎えて
いろいろなことを一から考え直すいいタイミングに
それが出来る余裕がまだあるという幸運に感謝して
できるうる限り頭と体を一年間フルに働かせることを
年頭に当り決意しました。
(社長)
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