- 2008年12月24日 17:31
- M.N氏の岡目八目
1823年、イングランドのラグビー校でフットボールの試合中に
ウィリアム・エリスという少年がボールを持って走り出した。
これがラグビーの起源とされています。
ラグビーファン待望の季節がやって来た。
年末年始にかけて、高校から社会人まで全国大会がめじろ押しだ。
体を張ったプレーは見る者の血を熱くします。
肉弾戦の圧力はすざましい。
体重100キロ前後の選手が正面からぶつかり合う。
雨が降ろうが雪が積もろうがお構いなし
けがによる流血も日常茶飯事。
脳振とうを起こし,一時記憶を失いながらプレーを続けたという
武勇談も結構あります。楕(だ)円のボールもドラマを生みます。
総勢30人の大男がどこに転がるか予測不能のボールを
追いかけて回る光景はユーモラスでもあります。
運不運が勝負を左右することもある面白さ。
ただ、同じ競技の野球、サッカーなどと比べて
人気は今ひとつのようです。
競技人口はなかなか増えずテレビ放送も少ない。
海外との実力の差も縮まらない。
先日、欧州遠征した日本代表は3戦全敗。 残念でした。
ラグビーの真髄はフェアプレーの精神にあります。
危険が大きいこともあり、審判の判定には絶対服従。
試合が終われば「ノーサイド」。敵味方が健闘をたたえ合う。
大阪・花園で全国高校大会が開催する。
グランドを縦横に走り回る若者に声援を送りたい。
フェアプレーの意義もかみしめたい。
(M.N)