先週、「中原の家」が完成して
建築主のTさんに無事引渡しをいたしました。
この住宅は次の点で今までにない特徴を持つ家です。
まず当社が昨年加盟した「A・S・J」という
建築家と共に住宅を創っていくシステムの
新築住宅では第一号ですが、単に「デザイナー住宅」
というだけではなく、施主と設計者と施工会社の
3者が真に「協同して」創った家なのです。
例えば2階の寝室の壁は白い塗料が塗られていますが
よく見るとムラがあるように見えるところがあります。
その壁はT夫妻が自分たちで塗ったからです。
塗装費用の節約もありますが、それ以上に自らが
自宅の建築に参加したという証がそこにあるのです。
その向かいの部屋は完成したはずなのに
壁は石膏ボードのままで何も仕上げがしてありません。
ここは子供部屋で自由に?壁にお絵描きができるのです!
そして大きくなったらお嬢さんは自分の好きな柄の
壁紙をそこに貼ることになるのでしょう。
また「中原の家」は地球に優しい家でもあります。
まず暖房は床下の地中にヒーターパネルを敷き
地中からの輻射熱で暖める「サーマスラブ」という
暖房システムを採用、この蓄熱層の容量が非常に大きく
深夜電力だけで24時間暖房が可能とのことです。
そして給湯は、空気中の熱を吸収しそれを圧縮して
お湯を沸かすという仕組みの「エコキュート」を利用。
この方式だとガス給湯と比べて
CO2の排出量が半分近くに減るそうです。
帰りに玄関の足元に何か埋めてあるのに気がつきました。
何と白い珊瑚です!お嬢さんは靴を履くたびに
楽しかった夏の海辺を思い出すのでしょうか・・・
(社長)
|