先日、久しぶりに銀座へ出て
知人の書道家の展覧会を見に行きました。
女性とは思えないようなダイナミックな
筆致が印象的でした。
「書」というのは、素晴しい日本の文化
(元々は中国ですが)の一つだと思います。
最近テレビなどで若手の書道家が登場するのを
目にすることがありますが、この伝統文化が
確実に次世代に引き継がれていることを知って
安堵しています。
さてこの書道展は鳩居堂画廊で行なわれましたが
「銀座4丁目・鳩居堂前」で思い浮かぶのは
何といっても「地価日本一」でしょう。
ここの路線価は何しろ22年連続ナンバーワンなのです。
ちなみに1㎡当り約2,500万円(坪8,250万円)
はがき1枚で約37万円!だそうです。
それでもピーク時の1992年に比べると
まだその7割程度の水準とのこと。
鳩居堂は1663年に京都で薬種商として創業されました。
1700年代からは薬種原料の輸入先の中国より
書画用文具を輸入し販売を始めました。
江戸末期頃には文人墨客との交流のほか
社会事業にも志を篤くして、結果その功績を認められ
明治初期には宮中の御用を勤めるまでになり
その必要上明治13年に銀座に出張所を開設したのです。
明治時代の銀座の地価は1坪がおよそ公務員の給料の
1ヶ月分くらいと聞いたことがあります。
その比較でいくと今の地価は当時の500倍くらいの感じで
いかに土地というものが値上がりしたかが分かります。
もっとも今でも銀座の路線価は
東京23区の平均額の約33倍ということなので
やはり「銀座」は特別な「土地ブランド」といえましょう。
(社長)
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