経産省資源エネルギー庁主催の
「ロ・ハウス設計コンペティション」の
公開最終審査があり、知人のお嬢さんが
その最終候補に残っているということなので
設計コンペの公開審査というものに初めて参加しました。
「ロ・ハウス」とは健康で快適な暮らしと
省エネ・地球環境への配慮を両立させる
住まいの呼称の造語だそうです。
審査は最優秀賞候補の3つの作品が対象で
コンペの最優秀賞は図書券2万円なのですが
上位3作品入賞者は省エネ先進国、スウェーデンの
事例調査に無料で参加できることが大きなご褒美で
3人は先月末に訪問を終え帰国したところでした。
スウェーデンの調査報告の後、いよいよ審査開始です。
審査員は著名な建築家で東大教授の難波和彦委員長ほか
4名の建築家と大学教授です。
各々がプレゼンテーションをしたあとに
審査員との質疑応答があります。
建築の平面計画がいくら良く出来ていても
環境工学的な視点に欠けていると遠慮のない
厳しい質問が浴びせられ、まだ学生なのに
そこまで言わなくても、と感じた場面もありました。
最優秀賞は、建物を4つに分けてさらに屋根を持ち上げ
屋根裏空間を利用することにより、日射による熱を制御し
風が効果的に通り抜けるように計画された「四つ庭の家」
という作品が受賞しました。
私たちが家造りをするときも
今後は何らかの形で「環境」を配慮した
設計、施工を考える時代に来ていると思いました。
(社長)
(会場となった東京大学工学部)
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