- 2008年10月19日 17:05
- M.N氏の岡目八目
ブームという社会現象。
先日、近くのスパーをのぞいてみたら、やはり無かった。
数ある果物の中でも、安さにおいて優等生のバナナ。
売れ行きが好調で、品薄状態になっているという。
人気の理由はダイエット効果。
朝食をバナナと水だけにすることでやせられるというものだが
気軽に挑戦できるのがミソ。本やネットに加え
テレビ番組に取り上げられたことで一気に広まったものらしい。
今ほど横並び意識の強い時代はないのではないか。
ファッションでも食べ物でも
テレビや雑誌で「隠れた人気」とでも紹介されれば
われもわれもと競い合うように着て食べる。
街に出て自分と同じような服装の人を見ては安どし
行列のできる店では順番が来るのをひたすら待ち続ける。
一億総健康時代ともいわれる現代は
ダイエットという言葉に誰もが敏感になっているようだ。
減量に結びつく情報に,ちょっとした実績でもあれば
一斉にその方法を実践する。みんながやるなら、
自分もやらなきゃという横並び意識が働いているのかもしれない。
バナナはカリウム成分が多く含まれているなど
栄養値が高いことは知られている。
適度に食べれば健康にいいことは確かだろう。
ばななを食べてやせるという手軽さも受けている。考えてみれば
食べてやせるほど楽なことはないが、そんなにうまい話があるのかとも思う。
大事なのは、やはり適度な運動や栄養バランスのとれた食事ではないか。
専門家も、そう指摘している。
健康なダイエットに近道はないということだろう。
過去にも納豆など多くの食品がダイエット食として人気を集め
いつしかブームは去った。いずれ第2、第3の”バナナ”が登場するのだろう。
誰もが横に並ばないと不安な時代なのかもしれない。
秋たけなわ。まさに「天高く馬肥ゆる」の候となった。
健康のためにも食欲の秋と上手に付き合いたい。
ちょうど、家内が買い物から帰ってきた。バナナが袋から顔を出している。
(M。N)
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