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天下分け目の合戦

天下分け目の合戦といえば「関ケ原の戦い」がまず浮かぶ。
四百年前に東西両軍が対決した旧暦9月は新暦では10月。
ちょうど今ごろのことだ。

関ケ原の少し前には「川中島の戦い」があった。
武田信玄と上杉謙信の一騎打ちがあったとされる合戦は、同じく9月。
そこから四00年近くさかのぼった源平合戦の一つ
「富士川の戦い」も秋だった。

秋は古来、合戦を彩るのにふさわしい季節なのか。
今風天下分け目の「平成20年版政治決戦」は
秋風を聞きながらの前哨戦がかまびすしい。
総大将が交代した麻生自民党と
合戦はこれが最後という小沢民主党の布陣だが、さていかに。

関ケ原の戦いは、布陣では石田三成の西軍が
徳川家康の東軍より有利とされた。
平成の陣はどうなのか。自民有利か民主有利なのか。

流動的な形勢を引き寄せんと
臨時国会の開幕早々大将同士の「一騎打ち」が見られた。
麻生氏は所信表明演説で民主党に逆質問して切り込んだ。
本来は質問する側の小沢氏は代表質問のなかで政権公約をぶった。
異例ずくめだ。

いずれが信玄、謙信か。はたまたいずれが家康、三成か。
関ケ原では策略がものをいった。
源平の富士川の戦いは、水鳥の羽音にも驚く故事を生んだ。
総選挙後にあるやもしれぬ政界再編を含め
忠実や故事を思い出させるあれこれが、待っているのだろうか。
報道陣も大変のようだ。

(M.N)

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