- 2008年6月11日 09:03
- M.N氏の岡目八目
車のシートベルト着用を
一般道で運転席と助手席に義務化されたのが1986年だった。
22年後の6月1日に改正道路交通法が施行され
今度は後部座席も対象に加わった。
つまり全座席でベルトを締めなければならない時代に
突入したことになる。
思えば22年前、わざわざベルトを締めるという動作に
最初は違和感を覚えた。
はっきり言って面倒くさかった。
それが今では着用しないと、逆に落ち着かない。
習慣とは不思議なものだとつくづく思う。
厄介なのはタクシーの場合のようだ。
客がいちいち着用してくれるか。
先日利用したタクシーの運転手さんが
「酔客への対応が気をもむ」と話してくれた。
ただ、これだけの車社会だから安全を考えると
客といえどもわがままを言っていられないということになる。
同じく、道路交通法の改正は75歳以上の自動車運転手には
高齢運転者標識、いわゆる「もみじマーク」を付けることが
義務付けられたようだ。
付けて走ると、幅寄せや割り込みなどの予防になる。
幅寄せなどをやるとその車が反則金を取られるからだ。
しかし、年寄りに見られるのは何だか嫌だという気分もあり
付けたくない人も多いらしい。
この標識は、これまで70歳以上の運転手に対しては努力規定だった。
付けるのが嫌な人は付けないで走っても罰則はなかった。
ところが6月から、75歳以上は付けないで走ると
「高齢運転者標識表示義務違反」という違反になり
検挙されると反則金と、行政処分になる。
ただし、施行から1年間は反則切符は切らず
口頭での注意にとどめるそうだ。
高齢者の事故の原因は、自分への過信と
反射能力などの身体的な衰えだそうだ。
いずれにしても自分の欠点を知り
注意深い運転を心がけることに越したことはない。
6月といえば夏服に切り替わる季節の変わり目。
ここは一つ、車利用者の「心構え」も「衣替え」といきたいですね。
(M.N)
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