- 2008年6月 8日 15:52
現在の新城地区一帯の鎮守である新城神社(南武線「武蔵新城」駅南口徒歩)は、今から300年以上前の元禄7年(1694年)に社殿が初めて建立され、以降新城村の守り神として現在に至っています。
思うに、江戸時代の初めにこの地域一帯が新たに開発され、このころになって神社の社殿を建立するだけの経済力が村の住人についてきたのでしょう。
とはいえ、つい最近まで周囲はのどかな田園地帯で、明治の初めには村全体で農家が数十戸しかなかったそうです。(南武線が開通したのは、昭和2年―1927年―のことです)
現在の商店街などで繁華な様子からは、なかなか想像できませんね。
(てっちゃん)
昭和12年(1937年)の社殿新築のさいの遷宮式当日の写真。
列席者中央に古式の装束姿で立っているのが、社殿施工に携わった当社創業者の
市川重太郎(宮大工棟梁)です。
この写真の中で列席されている方々のお孫さんの世代の皆様が、現在地元でご活躍中です。
(写真ご提供 中原区上新城 井上 弘明 様)
現在の新城神社の社殿。平成2年(1990年)に、隣接地に道路が開通するのにともない、位置を少し移動しましたが、その他は当時と同じです。
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