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メタボリック症候群

初夏陽気に誘われてか
夜間でもウオーキングを楽しむ人が増えてきた。
会話を楽しみながらの夫婦づれや女性の一団がいれば
修行僧のような黙々と歩く男性もいる。

時に大きく腕を振り、背筋を伸ばしてリズミカルに歩く女性に会う。
颯爽(さっそう)と歩けばエネルギーがたくさん消費され
肥満解消に役立つそうだ。
まさに彼女の歩き方は颯爽そのものだ。

ウオーキング人口はさらに増えるだろう。というのも
4月から健康診断の項目に新たに腹周りの測定が加わるからだ。
肥満か否かの腹周基準は男性85センチ、女性90センチとのことだ。
男性には厳しい数字と思う。

診断結果によっては、生活習慣の改善を促す指導の対象になるという。
イエローカードやレッドカードを突き付けられるわけだ。
不要な投薬や治療は行われないが、
食事のコントロールや運動のアドバイスなどの指導も行われるようだ。
メタボリック対策がひいては増加し続ける
医療費の削減にもつながるとのこと。

医者から、ストレスが急になくなったときが肥満には要注意と聞いたことがある。
子供が成長して肩の荷がおりたとき
退職してやれやれと思ったときなどを例に挙げて説明していただいた。

ほどほどの緊張感が大切なのか。
この季節退職をはじめ多くの人が人生の大きな節目を迎える。
それが肥満への入り口にならないように気をつけたい。

太りすぎも悪いが、やせ過ぎも怖い。
ただ長年、行状をつぶさに見ている家内から
「あまり太っていると将来、介護が大変よ」これが一番こたえる。

(M.N)

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