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判断

自転車の前後に子供二人を乗せて運転する
「三人乗り」の禁止を警察庁が徹底しようとしたところ
大騒動になりました

子育て環境の違いもあって
各県で問題の違いはあったようですが
三人乗りが日常的となっている地域で、
「実態にそぐわない」「機械的な判断」と
猛反発が起こったようです。

大都市圏では保育園まで距離があったり
公園に車寄せがないところが多い。
危険だと分かっていても
「やむをえない」が親たちの言い分のようです。

結局、警察庁は安全性が確保できる自転車の
開発を条件に方針転換を迫られました。
そもそも三人乗りは道交法などので禁止され
見た目にも不安定です。

一方、保護者が必要に迫られて
乗っている事情も分からないではないのですが
自転車の安全性と保護者のニーズを考え
この結論に達したのでしょう。

法律に従い、客観的に判断するのが役所の仕事と思います。
だがそこに当事者の視点がなければ
よりよいサービスは提供できません。
大切なのは「自分がその立場だったら」と
想像を膨らませることではないでしょうか。

スタートした後期高齢者医療制度は
保険料などの問い合わせの混乱が続いているようです。
お年寄りに寄り添う視点があったなら
もう少し温かみのある制度になっていたと思います。
少なくとも、人間的親しみの持てる名称が採用されたと思うのですが。

(M.N)

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